介護福祉士やケアマネジャーの仕事を支援するポータルサイト
きらめくケア・ナビは、文部科学省の生涯学習振興事業委託費による委託事業として、
東京未来大学福祉保育専門学校が実施した平成29年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の成果物です。

介護コラム

【経営者】入職から経営者へ 歩んだ道のり

【プロフィール紹介】
社会医療法人禎心会 理事・在宅事業部長
社会福祉法人札幌山の手リハビリセンター 常務理事
株式会社TSヘルスケアネットワーク 代表取締役社長 
笹田 直人 さん
昭和55年に大学を卒業後、社会福祉法人札幌山の手リハビリセンターの生活相談員としてスタート。以後キャリアを重ねながら多くの事業開設に携わる。現在も多様な事業を展開し、スタッフ数はグループ総勢およそ1,300名。趣味は温泉巡りとカラオケ。カラオケでは常に新しい曲を練習し、利用者や職員に披露している。


現在の業務内容をお聞かせください。

肩書は色々ですが、同一法人グループ・同一事業であります。各拠点の運営が円滑に推進できるように毎日サービス拠点を回り、事業の計画・運営の管理・実績の管理・コンプライアンス等、管理者とともに相談しています。


経営層という職務で、「大切にしていること」はございますか?

人口減少や超高齢社会・過疎化問題に労働者不足など等深刻です。疾病構造の変化による医療や介護の在り方も大きく変化します。医療の枠組みを少し変えたことで介護や福祉は大きく変わります。

しかしながら要介護者の生活は、今も昔も未来も安心した生活を保障されなければなりません。その実現に向けて、多くの仲間とともに取り組んでいくことが大切だと考えています。


「良かったこと・忘れられない経験など」はございますか?

20歳代に想いを決めた「利用者の一生を支援する」という事が、ここ数年実感していることです。高齢者介護といっても長期に亘り、当時私が30歳代で利用者様が70歳となれば、私が30年続ければ利用者様は100歳です。この間法人内サービスを様々な形で利用していただき、人生を全うするには5年・10年と仲間が繋ぎ、私も傍らで利用者の生活支援を通して携わっていることを実感しています。


職員に対して、「将来のキャリア」について、どのようなお話をされていますか?

当法人は専門職の集団です。しかし専門職と言いながらも自らの専門性を高めることは難しいことも事実です。当法人グループでは総勢1,300人の専門職集団であり、職員研修制度・各職種のキャリアプログラムがあり、外部研修参加も豊富です。今後チーム力が重要でありICTを活用した利用者情報システム構築を進めています。


職員との関わりで、意識している点や工夫している点はございますか?

職員との関係は非常に近いです。自分も職位に捕らわれず積極的に話ができる関係性を持っています。研修会・学会発表・経営・運営会議、冠婚葬祭・歓送迎会・忘新年会・懇親会様々なところへ参加し交流を深めています。


今後の目標についてお聞かせください。

中間管理職の奮起と競争です。これからの時代は質の高いサービスと人材の育成に拍車がかかります。この両面は得るものではなく創るものだと考えています。次世代の医療・介護・福祉の在り方は、これまでのサービスの数合わせではなく、地域に根ざした事業所が責任を発揮し、地域住民との共生社会の仕組みを創ることです。


介護業界への復職・転職を目指す人へ一言お願いいたします。

今、東南アジアの各国が私たちの施設まで見学に来ています。日本の介護は世界の介護をリードしているのは事実です。介護にはコミュニケーションが必要ですし、互いの尊厳に触れる機会が他の業界より多いのです。これがAIやロボットでは難しく普及が遅れている訳だと思います。

日本の未来は、介護によって仕事を辞めなければならない社会との根絶です。介護の仕事は、日本の未来を救わなければならない使命があります。是非とも知識や技術を生かす介護の仕事を選択してください。




【入職から経営者へ 歩んだ道のり】

昭和55年大学卒業後、社会福祉法人札幌山の手リハビリセンターの生活相談員としてスタート。都市型障がい者施設の新たな取組として、重度身体障害者更生援護施設(通所)現在の通所サービスの創設に携わる。振り返れば現在のデイサービス・デイケアの在宅サービスの前身であった。脳血管障害や難治性疾患のリハビリテーションは、専門職員のまだまだ不足で本来のリハビリテーションを実施するには途方もなく長期の時間を要すると感じていた。

5年後の昭和60年、現在の札幌禎心会病院(24時間救急病院)の受傷後間もない急性期のリハビリテーションの一員として、障がいをもちながらも社会復帰する援助を学ぶため、MSW(医療ソーシャルワーカー)として勤務。15年間数多くの臨床に出会ってきた。

平成12年に介護保険事業の展開に取り組んできた。必要となる在宅生活生利用者に見合う事業所の開設と運営に取り組んだ。介護保険開始当時、在宅サービスの要である訪問介護は2か所、デイサービス1か所、訪問看護2か所、居宅介護支援事業所2か所、在宅介護支援センター2か所からスタートする。 

平成17年医療機関からの継続リハビリの必要性を感じ、介護老人保健施設・通所リハビリを開設する。

平成18年社会医療法人グループ会社(株)TSヘルスケアネットワークを創業し、認知症ケアの充実を図るためグループホーム・デイサービスを開設し、母体の医療機関が脳神経外科という特性もあり、認知症の確実な診断に伴った認知症ケアに新たな手技、スウェーデン生まれのタクティールケア(※)を導入する。現在も多数の職員が認定資格を受けケアの向上に繋がっている。

平成22年、高齢者介護の充実を図る上で特別養護老人ホームの運営が必要不可欠となり、前職の法人と事業の協業化を図り常務理事に就任、社会医療法人・社会福祉法人の両輪で、医療・介護・福祉の法人内連携体制が強固なものになりつつある。患者・利用者の「発病から看取りまで」幾年の人生の時間を、思いを一つにしたサービスで繋げていける法人サービスを地域生活の中に浸透していきたい。

※タクティールケアとは

  • 福祉先進国スウェーデンで開発され、ケアの補完的手法としてのマッサージの一種
  • スウェーデンでは1960年代に未熟児のケアに始まり、障がい者ケア・癌の緩和ケアに実践され、その後認知症ケアに広く活用されている
  • 現在35,000人(日本の人口に換算するとと47万人)がタクティールケアの技術を習得し、医療・介護現場で実践されている
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