介護福祉士やケアマネジャーの仕事を支援するポータルサイト
きらめくケア・ナビは、文部科学省の生涯学習振興事業委託費による委託事業として、
東京未来大学福祉保育専門学校が実施した平成29年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の成果物です。

介護コラム

食事介助

新人介護職員のMさんは、A氏の昼食の介助をしていました。その日のメニューは、うどん。歯がないA氏には、きざまれた状態で食事提供されました。

Mさんは、「Aさん、ゴックンしてくださいね。」と声をかけながら椅子に座っているA氏とお話をしながらスプーンで食事介助を行ない、A氏はおいしそうに噛みながら丼一杯のうどんを食べ続けました。

もうまもなく丼の底が見えるというとき、
A氏が「うっ…」と言い口の動きが止まり、次の瞬間見る見る顔色が変わり始めました。
新人のMさんは、気が動転してしまいどうすることもできず、その場に立ち尽くすだけでした。そこへ、ベテラン介護職員が駆けつけすぐに前傾姿勢をとり背中を思いっきり叩きました。その瞬間、A氏の口から丼いっぱいのうどんが出てきました。


○嚥下(飲み込み)は随意運動と不随意運動の組み合わさる複雑な一連動作である。個々に筋を鍛えるよりも実際に繰り返し嚥下動作を行なうことで有効な嚥下運動が再獲得される。

○誤嚥防止

①口腔内に食べ物があるときは話しかけない。
②ゴクンと嚥下を確実に行なったか確認してから次の食事を口に運ぶ。

*「ゴクン」が起きにくいときは、食前に嚥下体操やアイスマッサージを行なうと良い。

事例

(事例1)

Dさんは、そしゃくも嚥下(えんげ)も問題なく、食事は自力摂取が可能です。数年前に虫歯を抜き、そのあとに部分入歯を使用する治療を受けました。ある日の昼食時、Dさんが急に表情が険しくなり、口の中の食物を吐き出したところ、2cm程の部分入歯が食物に混ざって入っていました。介護職員が確認したところ、部分入歯が合わなくなり、外れやすくなっていました。

小さな部分入歯が外れてしまうと、食べ物と一緒に飲み込んでしまう危険性があります。部分入歯を使用しているDさんには、食事前にしっかり入っているか確認し、合わなくなった状態の時は歯科医との連携が必要になります。

(事例2)

食事が楽しみだったEさんは、最近右手首を骨折してしまい、左手でスプーン・フォークを使って食事をしています。食べこぼしが多く、「子どものようで恥ずかしい。」と途中で食べることを辞めてしまうため、介護職員が介助を行うこともあります。

右利きだったEさんは、利き手ではない左手で食べ物を上手にすくえないため、食事を楽しむことができなくなり、極端に摂取量も少なくなってしまいました。

Eさんに合った自助具の使用、すくいやすい食事形態等に配慮し、食事の摂取量を増やすことで、健康を維持する必要があります。食べこぼしの多いEさんの正確な摂取量を計るためには、テーブルや床に落ちた食べ物やお皿に残った量も合わせてチェック表に記入することで、栄養不足への対応ができます。

(事例3)

Fさんは海老アレルギーがあるため、他の利用者と違った献立になることがあります。介護職員が早めに食札を外してしまい、間違えて他の利用者に配膳してしまいました。すぐに他の介護職員が気づき、Fさんが食べはじめる前に配膳し直すことができました。

食べ物アレルギーがある利用者には、他の利用者と別の献立を提供することがあります。健康に関わる重要なことなので、食札と名前、顔を確認することで、正しい配膳が可能になります。


保育士のお仕事探しを支援
介護求人.com 三幸福祉カレッジ 介護施設専門研修サイト

あと10秒で閲覧できます

無料会員登録で待ち時間なしで閲覧できます!

無料会員登録はこちら