介護福祉士やケアマネジャーの仕事を支援するポータルサイト
きらめくケア・ナビは、文部科学省の生涯学習振興事業委託費による委託事業として、
東京未来大学福祉保育専門学校が実施した平成29年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の成果物です。

介護コラム

入浴介助

①入浴時に起こりやすい事故やトラブル

浴室は水や石けんで床が滑りやすくなっています。そのため、身体のバランスを崩しやすく転倒事故がおこりやすい危険な場所です。熱湯による火傷の恐れもあります。
また、入浴は血圧の変動がおこるため、利用者様の急な体調不良にも注意が必要です。
浴槽に浸かっている時間に注意し、時々声かけすることを忘れずに。
浴槽から出る際にふらつきなどがおこることがあります。自立度の高い利用者様でも、目を離さないようにしましょう。


②個別性に配慮した入浴介助を実践する必要性

入浴は、皮膚の清潔を保持したり、血行を良くする、リラックス効果など様々な利点があります。利用者様に入浴を安全に楽しんでいただくためにも、お湯の温度や洗い方など、お一人お一人の入浴へのこだわりも尊重して介助を行いましょう。


③困難事例(入浴拒否・高介護度・住環境等)に対する対応策やヒヤリハット

認知症のある方では入浴を嫌がられる場合があります。本人が入浴の快適さを忘れていたり、人前で服を脱ぐはずかしさや、脱いだ服が盗まれるのではという不安感等が原因と言われています。
無理強いせず機嫌をみてお誘いしてみたり、個浴を利用する、脱いだ服を見える所に置いて安心していただくなどの対応を試みます。
機械浴を操作する場合は、必ず複s数の職員で対応し、ゆっくりと正確に操作することで、事故を防げます。

事例

(事例1)

Gさんは脳梗塞の後遺症で軽い片麻痺があります。入浴が好きでいつも楽しみにしていましたが、先日、浴槽をまたぐ際、立位のバランスを崩し転倒しそうになりました。Gさんは楽しみにしていた入浴が転倒の不安を抱えてしまいました。Gさんのような片麻痺の利用者は、浴槽をまたぐ動作は転倒の危険を伴います。

座位のまま浴槽をまたぐ方法が安全であり、入浴補助具を利用することで、浴槽の出入りがスムーズに行うことが出来ます。浴槽のふちにシャワーチェアーを付け、バスボードを浴槽にセットし、浴槽の中には滑り止めマット、浴槽台を置き、介護者は麻痺側に位置し、背中・腰・足等を支えることで、安心して入浴できるようになります。

(事例2)

Hさんの長年の入浴習慣は、高めの湯温・長湯で首までつかることです。その日も長湯を楽しんでいましたが、介護職が、Gさんがいつもより顔色が赤いことに気づき、すぐに浴槽から出ることを促しました。

入浴は気分が爽快になる反面、体調の急変がおこることがあります。42度ぐらいの熱めの湯に入ると、のぼせの症状がでることがあります。それぞれ利用者には好みの湯温、入浴習慣があり意思を尊重しながらも、体調の急変を予防する必要があります。一人ひとりの体調に合った湯温、入浴時間やバイタルサイン・水分摂取、室温に留意することが求められます。

(事例3)

Hさんは小柄で体重の軽い80歳の女性です。浴槽内で足を伸ばし、入浴を楽しんでいたところ、足が浮いてしまい不安定な姿勢になり、慌てて姿勢を直しました。

浴槽の湯に身体がつかると浮力作用の影響を受け、浮力が働くため身体のバランスが崩れやすく、不安定な姿勢になって、身体が浮いてしまい溺れる危険性もあります。特にHさんのような小柄で体重の軽い人は、浮力が大きく作用するので上半身を少し前屈みになり、手は浴槽のふちを掴んでもらうことで、安定した姿勢を保つことができます。介護職員は姿勢が崩れても慌てずに落ち着いて、身体を軽く支え、安定した姿勢が保てるような介助が必要になります。

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